マグロについて
従業員作成

今回はよく質問される「どれが一番良いマグロなの？」問題について、たくさんのマグロを食した経験をもとに、個人的な見解を述べさせて頂きます。

まず何をもって「良い」とするのかが、大変難しいところでもあります。

天然インドマグロは高級すし店からの支持が昔から高く、特に遠洋漁業の南アフリカ近くで漁獲される魚は、餌の影響なのか水温なのか美味しい魚が多い傾向ですが、冷凍のため解凍方法など、うま味を出すひと手間も使う方々によっても異なりますが、甘味の強い脂は酢飯に抜群に合い、感動するレベルで美味しいインドマグロに出会った事があります。

年末の津軽海峡ドキュメンタリーと、初競り１番まぐろの高値速報の効果で、知名度№１の国産天然生本マグロ。味と香りが濃い傾向の印象で脂が少ない物でも美味しい物に出会ったことがあります。また、津軽海峡とは反対側の沖縄などでも獲れ、意外と日本全国で水揚げされております。別の種ともいわれている大西洋で漁獲されるとても美味しい天然本マグロにも出会った事があります。

結論としては一番良いマグロは「魚種では決められない」となってしまいますが、冷凍マグロの遠洋漁業にも恐らく大きなドラマがあり、高値の生マグロや見た目がすごく派手なまぐろが、「絶対に美味しい」とは限らず、食べなければわからない部分が多いことからも、特別な魚であることは間違いなく、人々を魅了する魚ではないかと思います。
皆様が美味しい鮪に出会えるよう日々業務に務めております。

まぐろについての様々な見解を今後も発信できればと考えております。