新人研修レポート:鮪の「痛み」を知るプロになろう

~信頼を運ぶ、鮪へのリスペクト~
フォークリフト作業員として入社した新入社員に研修を実施しました。今回のテーマは「冷凍鮪の正しい扱い方」
鮪という繊細な食べ物を、お客様のもとへ最高の品質のままお届けするため、現場での基本動作とその裏にある「なぜそうすべきなのか」を学ぶ大切な研修です。今回は当社の社長自身が講師を務めました。長年、現場の最前線に立っている社長の言葉には、重みと熱意が詰まっていました。

◎社長直伝!傷をつけない鮪の扱い方
原料と製品の二つのパートに分けて行われました。手鉤(てかぎ)を刺して良い場所・刺し方、鮪の持ち上げ方、パレットへの詰め方。極力マグロの身を傷つけず、品質を落とさないための基本動作の徹底。製品を梱包する時の注意点、ロインやプレートといった形状別の繊細な扱い方、製品価値を維持する意識。ここまで細かく学ぶ理由は、冷凍鮪が非常に傷つきやすく、手鉤のミスやちょっとした衝撃がそのまま私たちが守るべき「信頼」に直結するからです。
社長は、基本を実践的に教えながら、「会社のやり方」を覚えた上で、いつか自分自身のやりやすい方法を見つけていってほしい、と熱く語りかけていました。

(余談)人事担当(私)の挑戦と、鮪の重み
研修では中型のバチマグロ(30Kg~40Kg)を使用しました。人事担当の私も、新入社員の横で鮪を持ち上げてみましたが、これが本当に重かった!現場で日常的に扱っている皆さんには感激です。
残念ながら、私は持ち上げ方に変なクセがあるようで、鮪を抱えた瞬間、腰が悲鳴を上げました。どうやら鮪を扱うセンスが無いようです。この経験を通じて、当社の新入社員がこれからどれだけ重要な、そして力が必要な仕事に就くのかを改めて肌で感じることができました。この研修で学んだ鮪へのリスペクトを胸に、社員一同、お客様に最高の品質をお届けできるよう、元気に頑張ってまいります!